かつて夢を追ったセコム。今はビジョンを掲げるだけ。
セコムは2028年までに海外売上高比率10%を目標に掲げた。現在は5.4%、残りは1年半。
2023年5月に発表された「ロードマップ2027」で、セコムは2028年3月期までに海外売上高比率10%という目標を掲げました。売上高とEBITの目標はすでに達成済みです。一方、海外比率は発表時の5.3%から現在の5.4%へと、ほとんど動いていません。
S-1の規模はセコムの4分の1。それでも、セコムの売上高には含まれていない。シーッ。
S-1は韓国最大の警備会社です。サムスンの出資比率はわずか20.6%ですが、CEOを任命しており、歴代CEOに警備業界の出身者はいません。S-1の市場シェアは65%から50%未満に低下しました。
セコムは26%を保有する筆頭株主でありながら、意に介していないように見えます。91ページに及ぶ「セコムレポート」に「S-1」の文字が登場するのは、わずか3回です。
今のところは。Verisureは早ければ2032年にもセコムを追い抜く見通し。
売上高で見れば、セコムは世界最大の警備会社です。しかしVerisureはセコムの4倍の速さで成長しており(年率13.6%、セコムは3.4%)、早ければ2032年にもセコムを追い抜く見通しです。
両社を分けるのは海外展開です。Verisureの海外売上高比率は93%、セコムは5.4%。EV/EBITDA倍率がVerisureの10.0倍に対し、セコムが6.8倍にとどまるのも当然です。
これらすべてに対するセコムの答えは?「先回りの安心」。
2026年5月、セコムは「2040年ビジョン」を発表しました。私どもは何度も読み返しましたが、その意味するところはいまだ判然としません。
この耐えられないほど軽いスローガンが、今後14年間、会社を導く指針になり得るとは到底考えられません。このように軽いキャッチフレーズは、セコムの現状への安住に立ち向かうどころか、それを固定化しかねません。
飯田氏は「果敢な挑戦」の精神でセコムを築いた。その精神はどこへ行ったのか。
1970年、巡回警備の契約件数が2千件を超えてピークに達する中、創業者の飯田亮氏はこれを廃止し、当時わずか500件だった機械警備に会社の将来を賭けました。
飯田氏の言葉です。「セコムは、常に革新的でありつづける。そのため、否定の精神、現状打破の精神を持ちつづけ絶やさない」
しかるべき改革が実現すれば、セコムの株価は1株1万円まで再評価されると私どもは考える。
私どもは取締役会に対し、3つの決断を求めます。
1. ガバナンス、インセンティブ、経営体制を自ら徹底的に検証すること。現経営陣がその任にふさわしいかどうかも含みます。
2. S-1およびタイワン・セコムを連結すること。これにより、海外売上高比率は28%に高まり、売上高は31%、EBITDAは28%増加します。
3. 創業の精神にふさわしい新たなロードマップを策定すること。
2026年 9月 29日
Sep 29, 2026
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